起業家マインド④~意志力と想像力 

意志力と想像力

意志あるところに道は開ける」(There is a will , there is a way.) という言葉に中学生のときに出会って、そう信じてきた。

しかし最近になって、「頑強な意志力よりもたくましい想像力」の方が
道を切り拓くための本質なのではないかとも感じだした。

一つには、「想像力」(イメージする力)が「意志の力」よりも強力な点は、
「想像力」は感情の力を自ずから喚起するけれども、
「意志」は 意識的に知性から引き出すことがあるからだ。

たとえば、ぼくは将来日本の中で英国スコットランド地域で盛んだった
「起業家社会」
※イノベーションと起業家精神〈上〉その原理と方法 ドラッカー選書に詳しい
を、日本で実現したい。
この実現の意志を強くするより、 「起業家社会」が実現した姿を豊かに想像する方が、道は拓けるのではないか。
このことを日本国民100万人に訴える機会がもしあったとしたら、
ぼくの意志を強力に訴えるのではなく、実現した後の社会像を 想像力豊かに
伝えた方が訴えるだろう。

では、なぜ想像力は意志力より強力なのか。

☆意志の場合は、
その意志の反対観念がどうしても付きまとってしまう…
「必ず○○目標を達成する!」←「達成しないと、困る」
という反対観念がどこかに存在する。
☆想像の場合は、
「○○目標を達成した後、みんなに胴上げされている姿」
←「反対観念は存在しない。」

想像力をもって、「起業家社会」への健全な観念を持続すれば、
環境は 自ずと整うとイメージしていこう。