後世への最大の遺物とは?

「後世への最大の遺物」~内村鑑三著
を、また読んだ(笑)
これほど繰り返し読んだ書籍は他にないことは間違いない(笑)

「我々が後世に残すことができるもの」とは何かという話だ。

全人類は、種の保存を始めとして、次世代に 何かを遺すように遺伝子から命令されているはずだ。そういう本能があるはずだ。 この前提で、後世が繁栄するために 我々が意識的に遺すことができるものは、 金、事業、思想、教育(能力開発)の
4つはそうだろう。

これらすべては次世代への遺物として、たいへん 価値があると思うのだ。
とはいっても、大金、大事業、大思想、高尚な教育理念を 大半の人々は
世に遺すことができないで、逝ってしまう。 そこで、遺伝子はどんな人にでも遺すことができる何かを 用意しているはずだと考えた。

それは何なのか。

我々は、偉人とされる人物が遺した大金、大事業、大思想、 高尚な教育理念にたしかに感動するが、それらの遺物よりもっともっと感動し、大いなる影響を実際に受けるのは、「その人物の一生涯」に対してではないだろうか。

「理想を追求し、そのための何かを生涯において 一所懸命に実行した人物」を
後世に遺すことがは最高の遺物だと思う。