インフレとデフレ①

日本は、
30年の長期間にわたる「デフレ経済」を経て、
現在は「インフレ経済」へと舵を切っています。

「インフレ(インフレーション)」とは、
物価が継続的に上昇する状態で、通貨価値は下がります。
たとえば、1個500円だったモノが、1年後には530円になるという状況になります。インフレ時には、企業の売上が増加し、従業員の給料が増えて、
モノやサービスへの購入意欲が高まるという循環に入ります。

デフレ(デフレーション)とは、物価が継続的にほぼ横ばいや下落する状態で、
通貨の価値が上がります。たとえば、1個500円だったモノのが、1年後には480円
へと値下がる状況になります。
物価が安くなるからといって、デフレが良いわけではありません。
モノの価格が下がり企業の売上が減少すると、従業員の給与も下がり、
もし長引けば雇用も不安定になります。
こうなると、人々の購買意欲は減少し、企業の売上がさらに下がります。
この循環をデフレスパイラルと呼んでいます。
【続く】