「日本はアジアに生きる国_PART4」


2010年01月05日記

※板庇が中学2年生のとき、1981年の体験談です。

「日本はアジアに生きる国_PART4」

シンガポールには一度家族旅行で行ったことがあり、
大好きな場所ではあった。

しかし、留学するとなると、あれこれ考えないといけない。

母親は、
「まだ中学2年生で義務教育期間中なので、
高校生になってから留学したら、どうか」
と言った。

父親は、
「義務教育中かどうかと家庭教育の方針は別問題。
鉄は熱いうちに打て。
あけるが社会に出るころには、世界経済の中心は
アジアになっている。日本にこのまま留まっていたら、
将来、アジア人としてアジアで活躍できないタイプに
なってしまう。すぐに、留学しよう!」

この一言で、決まった。

「13歳にもなれば、昔であれば元服(男子の成人のこと)の年齢だ。
留学する学校とアパートは、自分で見つけてきなさい。」

と言って、航空チケット会社の電話番号を渡された。

<続く>