先週、ある本を読んでいました。
その本に登場したのは、新渡戸稲造氏の
「知識よりも見識、学問よりも人格を尊び、人材よりは人物の養成を」
ということばでした。
彼のことばは、
「知っている事柄よりも物事に対する考え方を重視する。
その人が学んで知っていることよりもその人の性格やタイプを尊重する。
人の才能よりは、 その人の人格の養成を」
という意味なのだと、ぼくなりに解釈しました。
彼がこのことばを発したのは、彼が50代後半だったそうです。
ぼく自身がこのことばの意味に得心するようになって、
このことばを人々に対して自信を持って発することができるようようになりたい、
と思いました。
今認識する現象によってのみ右往左往しない、
「先見の明がある人」「洞察力がある人」になっていたいです。
このゴールに確実に達するための妙案は今はないです。
とはいえ、
これからも、老若男女、さまざまな国の人々、 さまざまな宗教の人々などと接する機会を得て、彼らのさまざまな価値観に触れる。
そこからさまざまなことを学んで得心するようになれば、
よりゴールに近付いているのだと思います。