「日本はアジアに生きる国_PART10」



2010年02月08日記
「日本はアジアに生きる国_PART10」

◇あらすじ:
ぼくは、13歳のとき(1981年)、
シンガポールにおける自身の留学先(学校)を
単身で探しにきていた。

タクシーを拾って、教育省に向かった。
到着して、苦労の末、留学の窓口まで行き着いた。


「シンガポールの学校に留学したいが、
どうしたらよいか?」
と、尋ねた。

窓口の女性はニコニコしているだけで、
何も答えない。

何度か繰り返すと、「あなたは日本人ですか?」
と聞かれたので、「そうです」と答えた。

その後、奥に行って誰かと相談している風で、
2人で戻ってきた。

今度は、2人がゆっくりと、しかも熱心に
ぼくに話しかけたが、ぼくには2人が何を
話しているか、全く理解できなかった。

ぼくから英和辞典を差し出して、英和辞典を
通してのコミュニケーションが始まった。

「あなたは英語が話せないし、聞き
取れないので、シンガポールの学校に
留学することは不可能です。

外国人が英語を学ぶための学校なら
紹介できます」
と、宣告された。

<続く>